エニィーとラムと野菜と黒牛と青空

趣味で育てている野菜の成長や、日々の日常などと綴っていきます。

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東北一人旅:6日目(三陸海岸・遠野)

4時30分に起床。太平洋から昇る朝陽を待つ。このホテルの客室はすべて海に向かっている。オーシャンビューが売りである。僕の部屋は6階だったか。隣の部屋もカーテンを開け、さらに窓を開ける気配がする。ご来光を有り難がるのは日本以外にもあるのだろうか。

単に美しいだけではなく、神々しい。

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5時10分には窓を閉め、朝風呂に行く。誰もいない。贅沢な時間である。露天風呂がないのは残念であるが。

お風呂から上がり、車に荷物を取りに出たら、犬に水を飲ませている男性がいる。

「犬と一緒に旅行ですか?」

と話しかけると、”そうだ”と言う。
奥様の実家が三陸なので今回は車で回っているらしい。高校の教員で、定年にはなったが、非常勤で授業をしている、という。

「やはり働いているほうが良い。働いていれば身体も使うし」

という。

「でも何時かは仕事も辞めるわけだし、その後はどうするの?」

と聞くが、その後のことは考えていないようだ。それでいいのか・・・・という懸念は伝わっただろうか。


朝食はバイキングである。おかずを取り、席に着く。ご飯と味噌汁はよそってくれる。僕は手に震顫があるので、味噌汁のような汁ものは両手を添えないと溢す危険があるので、味噌汁担当の女性に、

「そこに置いておいて下さい」

と言い、ご飯だけをテーブルに運んだ。そうしたら女性の従業員が、味噌汁を僕の席まで運んでくれたのである。”おもちしましょうか?”等の言葉はない。あたかもそうするのが”当然”のように、である。
従業員が僕の震顫に気が付いたのかどうかは分からない。しかし、何かを感じたのかもしれない。それが接客の基本なのだろう。注意して気を付けていなければできないことだと思う。この日は朝から気分が良い。

今日は三陸海岸を適当に走り、夕方までに東北自動車道の古川IC近くのホテルに到着するというだけの計画である。
三陸海岸は何所も美しいものの、宮古市から南下すればするほど巨大な防潮堤が建設中である。そのためダンプカーも多い。

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浄土ヶ浜に寄ることだけは決めていた。特に意味はない。ガイドブックに載っていたから、という理由である。

第一Pから海岸で出てみると、小さなボートで入江と「青の洞窟」?の見学ができるらしい。1500円でさっそくチケットを買うと、ライフジャケットとヘルメット、さらに何故かカッパエビセンの袋を渡される。(これでも食べながら見学して下さい)とでもいうのか、と思ったが、理由はすぐに分かった。

桟橋に係留されているボートに乗り込むと、カモメが寄ってくる。そう、カッパエビセン目当てである。カッパエビセンを投げると上手い具合にキャッチする。エビセンの端を持ち腕を伸ばすとカモメは器用に取っていく。くちばしが指に当たることもなかった。なかなかの視力と飛行能力である。
隣の人を見ると、何とヘルメットの上にカモメが止まっている。自分の頭にも止まっているのが分かる。このボートは、本来は「青の洞窟」見学がメインのはずだが、僕を含め乗客はすっかり童心に帰ってカモメと遊んでいる。

一応「青の洞窟」の写真も載せておく。洞窟の青は奇麗ではあったが、カモメは楽しかった。奇麗と楽しい・・・・どちらが良かったかは言うまでもない!

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結局、浄土ヶ浜には1時間以上いたらしい。こんな予定ではなかったのだが。お土産には「ふ海苔」を買った。

台風20号の影響なのだろう、行先は厚い雲である。

南下すると湾に何やら生簀のような物が沢山浮かんでいる。何かの養殖だと思う。駐車場に車を停めて地図を見ると、「山田湾」らしく、「牡蠣小屋」の文字も見えるので、きっと牡蠣の養殖なのだろう。牡蠣は食べられなくはないが、好んで食べるということはない。

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結局、釜石からR283に右折し、遠野に向かうことにした。ちょうどお昼である。道の駅「仙人峠」で釜石ラーメンを頂くことにする。今回の旅は海鮮丼とは徹底的に縁が無かったようである。

どこにもご当地ラーメンがある。栃木県なら「佐野ラーメン」、福島なら「喜多方ラーメン」、奥様の実家の和歌山でも「和歌山ラーメン」がある。ここ釜石にも「釜石ラーメン」があるようである。
「釜石ラーメン」は、製鉄所で働く人のために、早く茹で上がるように麺は細いちじれ麺、スープは魚介と動物を使った琥珀色が特徴なのだそうである。
うん、あまり特徴は感じないが、美味い。下手に特徴を出そうというのではないところが成功しているのだろう。

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遠野市でR340に右折して、「伝承園」に立ち寄る。遠野についてもほとんど知識がない。帰ったら、大宰の「津軽」と柳田の「遠野物語」は読もうと思う。

伝承園をぶらぶらしていたら、奥の方で何やら作業をしている。声をかけようかと思っていたら、向こうから声をかけてくれた。
炭焼きをするらしい。若い人も何人かいる。説明によると、地元の緑峰高等学校の生徒がボランティアか何かで参加しているという。責任者らしい人が、しきりに「緑峰高等学校」をPRしている。写真撮影とブログ掲載の許可を取る。

その後、伝承園の中を覗く。

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遠野からは高速を使い今日の宿泊先である「プラザホテル古川」に到着。明日は帰るだけの予定なので、東北自動車道に近くて安い宿を予約したのである。
さっそく宿の周りをうろつき、飲み屋を探す。たまたまホテルの近くにバーがあった。ここは2軒目にする。まずは一杯と腹ごなしである。バーのすぐ隣の路地に暖簾が出ている。「ひとめぼれ」さん。さっそく入る。

何やらメニューの少ないお店である。少し心配になる。つい「ここはカラオケ屋さんですか?」と聞いてしまった。「飲み屋です」というので、とりあえず冷で日本酒を注文する。

メニューの中から食べられそうなイワシを焼いてもらう。イワシが焼ける前に「刺身を食べるか」というので、何があるのか聞いたらカツオだという。正直あまりカツオは好みではない。しかし断るのも失礼なので頼むことにした。幸い食べられた。

その後に出てきたのが焼き終わったイワシである。北海道産だというこのイワシはでかい。食べきれるか・・・・と心配したが食べきった。

その後、家族のことや東日本大震災のことなどおしゃべり。店内にはフランク永井のポスターが貼られているので尋ねたら、カラオケに来るお客さんが置いて行ったものだという。フランク永井はこの辺りの出身らしい。

白鵬の写真もあり、古川市の市長が相撲部出身という縁で後援会をしており優勝すると近くの温泉に来るらしい。”どうせなら駅前をパレードでもすれば人出もあるだろうに、まっすぐ温泉にいってしまう”と言う。白鵬、ここでもあまり評判は良くない。

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2軒目はバーである。名前も確認しなかったが確か「NAM」とか言ったか。良く分からないが古いアメリカンスタイルのようである。マスターはGパンスタイル。壁には木彫やカウボーイハットのようなものが飾られている。入った時は若い女性スタッフがいたが、すぐに奥に引っ込んでしまった。僕はそんなに人相が悪いのか、と心配になった。

値段は普通。注文ごとに代金を払う仕組みだという。そういえば、映画なんかではカウボーイがバーに来て、注文毎に金を払っていたのではなかったか。そして映画では必ず喧嘩や銃での撃ち合いになるのだが、喧嘩しようにも僕以外に客はいない。

この夜に僕が飲んだのは、
・ダイキリ
・モスコミュール
 帰ってから奥様に聞いたら、モスコミュールは、ウォッカ、ライムにジンジャエールとのことだか、ここではジンジャエールの代わりにビールを使っていたようだ。そんなレシピもあるのか。
 調べたら、オリジナルはジンジャ-ビアを使っていたそうだが日本ではジンジャービアが手に入らなかったのでジンジャエールを代わりに使ったらしい。とするとこの店では、ジンジャエールにビールを足したのかもしれない。
・バカルディーカクテル
 僕がラムベースで作ってもらったのがこのカクテル。バカルディー社が創ったカクテルだそうである。一般にはピンク・ダイキリ。

こうして東北一人旅の最後の夜も過ぎて行った。

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PS:帰ってしばらくしてから検索したらyoutubeに出ていました。
NAM


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